IDHフローコイル改造
客先の要望で弊社製品のインダイレクトヒーター フローコイルの改造工事を製缶工場で行っています。このコイルの材質は、SUS410Mo(マルテンサイト系)に耐食性を上げるため添加物を含有させている特殊な材料です。
今回の改造では、特殊コイル材SUS410Moと25%Cr二相ステンレスの異種材を溶接するのが最大の課題で、予め施工前に2種類の溶接施工確認試験を実施し、健全性に問題の無いことを確認して施工しています。
このコイルの改造は以前も行ったことがあり、SUS410MとSM-13CRS-80、SM-13CR-80と25%Cr二相ステンレスの異種材の溶接施工確認も行っており、日本精機独自で適正な溶接条件を把握しています。
製品は今後、溶接部の放射線透過試100%を行い、合格後に耐圧試験(77.5MPa)気密試験(40MPa)を実施し、溶接部の健全性を確認して客先へ納入されます。
航空機宇宙生産技術中核人材の育成
藤田明博さんと加藤亮太さんが参加した次世代輸送関連作業における「新材料加工技術に対応出来る人材」育成研修が修了。(9月3日~10月22日の金土日。計12日間) 『今回の研修では、B787の機体に50%も使用されているCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の成形からドリル加工までを学びました。
CFRPは0.24mmの厚さのプリプレグ材料を300mm 215;300mmに切断し、21枚を重ねて真空リークしオートクレーブ内で硬化させました。ドリル加工では、厚さ5mmのCFRPにφ6.0のダイヤモンドコーティングされたドリルを使用し、回転数6000/送りF130で通し穴を加工しました。
この研修で、普段加工する事が難しいCFRPを取り扱い、また、加工も見ることができたので非常に勉強になりました。研修で成形したCFRPを頂いてきたので、後日VSにて穴あけ加工を行います。興味のある方は是非、見学に来てください。』
全県団体対抗将棋大会善戦
10月2日県JAビルで開催された将棋の全県大会に日本精機「精棋会」チーム(相原幸夫、篠田博信、菊地一)が初出場し、1勝2敗の成績で健闘しました。当日は女流プロ棋士の指導を受けるなど、記念の一日となりました。来年は2チームの参加を目指したいと思います。また、社内大会も予定しておりますので、皆さん是非ご参加下さい。
日本精機あれこれ
○環境・保健事業功労者表彰
10月6日秋田県より、平成23年度環境・保健事業功労者「健康づくり推進事業者・団体等表彰」を受けました。毎日のラジオ体操をはじめ、毎年の健康診断及びその後の健康相談会など、日頃の健康への取組が評価されての受賞となりました。なお、この分野での会社としての表彰は弊社のみでした。
○優良社員表彰/秋田商工会議所
10月17日、藤田明博さんと松橋聡さんが、永年勤続従業員(12年)として表彰されました。
おめでとうございます。
○職場実習受入
平成19年度から続いている若年者コース(短期デュアルコース)の実施に伴う職場実習受入企業として、10月5日~11月14日までの期間に、検査部門に2名、設計部門に1名の実習生を受け入れています。
○第三回社内溶接大会
通算3回目今年度初めての社内溶接大会が、9月29日開催されました。他の社員の競技状況を観察したり、溶接板を囲んで討論するなど技術向上をチームで行っていました。また、自分の番が終了した後直ぐに練習を再開する社員もいました。本大会まであと半年。
大会での健闘を全社員で応援しましょう!
カテゴリー:あぴ~る - 掲載日:'11.10.28