社内報「あぴ~る」 2019年 / NEWSLETTER [APPEAL] - 2019

あぴ~る 第121号 - '19.02.28発行

日本精機製タイムカプセル

みなさん、秋田県児童会館の二階、図書室入口にタイムカプセルが置かれていたのをご存知ですか。
1月16日の夕方、会社に一本の電話が入りました。電話の相手は『秋田県あきた未来創造部、次世代・女性活躍支援課』と名乗り、現在行っている秋田県児童会館の全面改修工事後の3月31日、リニュアルオープンの際に30年前に収めたタイムカプセルの開封する時期にあたるため、事前にカプセルの開封手順を教えて欲しいとのことでした。社内で30年前にタイムカプセルを製作した記憶のある者はおらず、相手に「本当に日本精機で製作したのですか?」と尋ねると、タイムカプセルの銘板に“日本精機”と記載されているので電話した、とのことでした。半信半疑ながら、場所も会社から近いのでとりあえず後日確認しに行きますと返答し、その場を終えました。もしも本当に日本精機が製作しているのであれば図面があるはずだと書庫を探しました。
しかし30年前の記録なので図面台帳を探すのに一苦労でした。そして当時の売上表からようやく「タイムカプセル」の文字を発見しました。納入先は秋田県児童福祉課と記載されており、図面台帳を捲ったところ「G89009」の図番が判明し、すぐさまファイルを確認すると確かにタイムカプセルの図面がありました。製作年は1989年9月。電話の話の通り、30年前に、本当に、日本精機がタイムカプセルの製作をしていたのです。
2月5日に改修工事が落ち着いた頃合いをみて、児童会館に出向き、実物を確認しつつ開封手順を指導してきました。カプセルは大変きれいな状態を保持していました。カプセルの中には30年前の小学生親子の読書感想文が入っているそうです。当時の皆さんの思い出がいっぱいに詰まっているのだなと感じました。日本精機の圧力容器製作技術と技能を生かし、人々の思い出までも保存できる凄さに改めて感動した出来事でした。

日本精機あれこれ

  • 28日 温かい昼食
    献血の様子

あぴ~る 第120号 - '19.01.31発行

2019年 年頭挨拶

社長年頭の挨拶7日(月)の仕事始めに、社長より年頭の挨拶がありました。昨年の社会情勢、日本精機の出来事について述べた後、今年1年の心構えとしての『考える力、解決力に磨きをかけ「考動」範囲を広げよう』について話されました。(以下、年頭挨拶より要約)
昨年の年頭あいさつで「考動」について話し、そして1年間のテーマとして【売上アップと技術アップ自ら考え動く「考動」あるのみ】を掲げて進めてきました。売上アップは達成できたのではないかと思いますが、技術力アップに関してはまだまだ伸びしろが多く、積極的に、かつ多岐にわたって考動していかなければならないと思います。考えが浅かったり少なかったりすると、おのずと行動も限られてしまうため、いろいろな場面を想定し、考える幅を広げ、最善の対処対応ができるようにしていかなければなりません。
そのために考える力を磨き、考動する範囲を広げましょう。①物事に興味を持つ(好奇心)②疑問を持つ③その答えを見つける(解決力)、これを繰り返し、体験・実践・チャレンジしていくことで、知識及び技術として蓄積され、個々の技術力アップとなっていきます。さらにその技術をその場限りではなく、後輩や若手社員へ繋いでいくことを意識していかなければなりません。
来年、我が社は創業80周年を迎えます。しかしそれは通過点の一つに過ぎず、この先、90年、100年に向かっていくために、日本精機の技術を常に向上させ、繋いでいく必要があります。80年もの長きにわたり製造業を継続してきた日本精機の社員として誇りを持ち、自分たちの技術に磨きをかけて欲しいと思います。

第56回ボイラー溶接士溶接技能全国大会

18日(金) 東京都江東区 産学共同センターに於いて第56回ボイラー溶接士溶接技能競技全国大会(主催 公益社団法人ボイラ・クレーン安全協会、後援 厚生労働省、協賛 日刊工業新聞)が開催され、渡辺課長代理と菊地社員が出場しました。今大会は過去に全国3連覇している大会です。渡辺課長代理と菊地社員も昨年に引き続いての出場となります。競技終了後の二人の感触ですが、渡辺選手は「昨年よりは良い出来だった。」菊地選手は「昨年の方が良かった」と競技会場からの速報でした。尚、結果発表は3月1日です。

日本精機あれこれ

  • 24日 献血車来社
    献血の様子
  • 31日 温かい昼食